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2012年11月 8日 (木)

安藤哲也さんに会ってきました

昨日、安藤哲也さんに会ってきました。安藤さんは、ファザリングジャパンの設立者で、今はタイガーマスク基金で活躍されています。イクメンという言葉、ご存知でしょう。これを流行らせたのが、ファザリングジャパンです。父親支援を基本に、子育て全般について、講演や講座を開いて、情報を発信されています。大阪で、安藤さんがゲストとして招かれたワークショップがあり、参加してきました。

はじめは、僕にとって雲の上の存在で、お会いするのもおこがましいと思っていました。お写真を拝見するうえでは、なにか、後光が差しているような、すごいカリスマ性がある方だと。少し遅れて入った会場に、写真で見慣れたお顔があった時は、正直緊張しました。ワークショップでのお話もとても説得力があり、すべての言葉が、すとんとこころに入っていきました。さすが。あんなに大きな組織を作って動かすパワーを感じました。

ワークショップの後の懇親会で、僕は彼の隣に座りました。お酒も入って、いろんな話をさせていただいて緊張もほぐれてきて、ふと考えました。彼の魅力はどこにあるのだろうか。

パッと見は、白いシャツのボタンを3つぐらいはずして、デニムのパンツに、長くした髪を後ろで束ねて。僕が言うのもなんですが少しおなかが出た、普通のちょい悪おやじって感じです。でも、そのスタイルが、彼の持つ雰囲気にぴったり合っているんですね。うーん。なんだろう、このぴったり合いすぎている感じは。お酒も進んで、話も弾み、時間がたって、少し頭の中を整理してみました。すると、彼の話に2つの特徴があることがわかりました。

一つは、彼はまず、話している相手を絶対さえぎりません。話すだけ話をさせて、それについて、ご自身の考えを話されます。その話も、二言三言で凝縮された、短いフレーズでした。しかしそれは、ぶっきらぼうにならず、また面倒くさがらず、本当に相手の主張を理解したうえで瞬時にご自分の考えのエッセンスを表現される。だから、話が弾むんです。こちらがだらだら話をしてしまい、それにだらだらと反応されると、疲れてしまって話が弾みません。話が弾むから、もっと話をしたくなり、どんどん彼の世界に引き込まれていくのです。これが、彼のカリスマと言われる一因かなと思います。

もう一つは、相手の話を否定しません。自分と違う考えであっても、「それは違う」とか、否定的な言葉を使わないのです。だからといって、相手の話の上っ面をなぜて同意するのではなく、その考えを敷衍して、より高い方向に持って行くような返しをするのです。これは、授業においての「発問」の極意です(発問については、メールマガジンで展開していますので、こちらもご覧ください)。彼がよく発した言葉に、「それは建設的だ」というのがあります。常に、建設的に話をしていこうとする姿勢が、相手の考えを違う次元に引き上げます。すると、相手も高いところに自分を引き上げてもらったことがわかりますので、また、話が弾みます。

相手を否定しないことは、相手を全面的に受け入れているよという、明確なサインです。人は、自分を受け入れてくれる人にこころを開きます。ちょっとした思い付きでも、さらっと流されたら、やはり少し傷つきます。ちょっとしたことでも、肯定的に受け入れてもらえると、安心感があります。その安心感も、彼のカリスマ性なのでしょう。

やはり、一つの大きな仕事ができる人は、人を引き付ける会話ができるのでしょう。自分に大きなカリスマ性があって、ぐいぐい引っ張っていくタイプの人もいます。ヒトラーがそうですね。また、不気味な雰囲気がかえって人を引き付けるタイプ、ガンジーがそうですが、もあるでしょう。カリスマ性は、8つだったと思いますが、特性に分けることができるそうです。彼のカリスマ性は、相手を受け入れてみんなを仲間にしてしまう、会話にあるのではないかと思いました。

もちろん、彼の特性はそれだけではありません。企画力や行動力など、仕事人としての能力が高いことも、カリスマ性の根拠でしょう。それに加えて、人を自分のファンにしてしまう会話。自分を振り返って、まだまだ彼の足元にも及ばないと痛感しました。とてもいい勉強をさせていただきました。ぜひまたお会いして、いろんなことを盗みたいと思います。

ただ、ひとつだけ。ダメ出しさせてください。シャツの下のランニング。あれは、おっさんくさいので、やめた方がいいと思います。自分に太刀打ちできない人に会って、それでもなにかちくっとやりたい、パンクスのつぶやきと思ってください。

リンクを貼っておきます。

タイガーマスク基金

http://www.tigermask-fund.jp/

ファザリングジャパン

http://www.fathering.jp/

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