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2013年4月15日 (月)

「准採用」?だれが先生に育てるのか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130414-00000014-mai-life

先生に試用期間をもうけて校長や教育委員会が指導を行い、その後で本採用にするという制度が考えられているようです。
確かに、今の制度では授業をする能力がほとんどない先生が授業をすることになっていますので、採用されてからの研修が大事であることは異論ありません。むしろ、今の研修制度は手薄だと考えています。なぜなら、たかだか2,3週間の教育実習しかしていない人がいきなり授業をフルに持つのですから。できなくて当たり前です。ですから、ある程度の水準まで授業する能力を持った先生だけが、授業できる制度にしなければなりません。
ですので、この制度の、担任や授業を持ちながら研修をする、というところに引っかかります。これだと今までとあんまり変わらない気がします。今だって初任者研修は行われていて、今との差別化をどうするのか、はっきりしません。それに、授業しながらでは、その授業を受けている生徒が不利益をこうむります。
僕は、いろんな学部で教員免許が取れる制度に疑問を持っています。先生になる人は、授業の技術をきちんと訓練されるべきです。医師や薬剤師は、それになるために医学部や薬学部に入らなければなりません。なぜそうなのか。高い専門性を持つ職業ですから、きちんと専門の訓練をすることが必要だからです。同じことが教育にも言えないでしょうか。教育も高い専門性を持った職業です。
教職大学院構想は、教職につくためには専門の大学院に入らなければならないとします。僕はこれに賛成です。ともすると、修士レベルの教育が先生に必要かが話題になりますが、先生になるための専門教育を受けるという制度は、必要だと思います。大学院が気に入らなければ、教員養成課程卒業のみに教員免許を与えるようにすればいいです。そして、教員養成課程では、現場での実践に力を入れればいいのです。
とすると、あえて学校や教育委員会が先生にするための教育をする必要はないわけです。もちろん、初任者の研修は必要です。しかし、ズブの素人相手の研修をしなくてもいいわけですから、予算でも実務でも負担は少なくなります。なによりも、ある程度の能力が担保された人が授業するわけですから、生徒への不利益も少なくなります。
そもそも、教員免許の大安売りは、戦後の先生になり手が少なかった時代の名残です。それが本当の姿ではないことは歴然としています。教員免許の質を高める方向で考えたほうが、現実的だと思います。

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