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2013年4月17日 (水)

書評 子育て主夫青春物語 堀込泰三

家族がそろって暮らすことに、これほど情熱を傾けた人はいないでしょう。東大の大学院出て、大手メーカーに勤めて。そりゃ誰でもうらやむ人生のはずが。
実は、後半の大学生から就職までの旅行やワーキングホリデーのことは、退屈でした。僕のように三流駅弁大学卒にとって、東大生の優越感、上から目線を感じたのです。なんでこんなこと書くのかな。キャッチが「東大卒より家族が大事」だから、どっぷり東大生の足を洗ったことを言いたかったのだろうかと。しかし、自分の東大ブランドには反発を持った学生時代とあるし。何のためにこんなことを書くのだろう。意図が分かりませんでした。しかし。
世間一般では、東大生って宇宙人みたいに考えてるかもしれません。なにやらわからないが、すごいことだけはわかると。そして、東大生というはっきりしないイメージで自分を語られることに対する抵抗感。自分はそんなんじゃない、自分を自分として見られたかったのでしょう。だから、いったん東大ブランドから離れることによって、東大生だった自分を、自分で認めることができるようになったのでしょう。自分の一部を認めることができるようになった過程が、ワーキングホリディだったのかな。自分という人間を肯定できるようになった、だからそこにいくまでのもがきが「青春物語」なんですね。
だから、子どもにもまっすぐ接することができるのでしょう。子どもにとって、その人がどこの大学出ていようが、ミルクくれておしめ替えてくれる人を認めるのですから。自分がまっすぐに試される、親という立場。「東大卒より家庭が大事」の意味はそこにあると思います。
ただ、彼の文章に「であるはずだ」とか「じゃないですか」、「ですよね」がとても多いなと思いました。これらの言葉は、いわば断定です。こんな言い切りの言葉を多用できるのは、嫌みではなく、頭がいいんだろうなと思います。で、言ってることは世間一般で言われていること。生活のリズムとか。これは、どうなのかな。なんでも反対しろとは言いませんが、理屈で考えておかしなこともあるかろうと思うんです。そういう、理にかなってない常識を疑うようなところをもっと出してくれたらうれしかったです。その辺を含めてぜひぜひ次回作を。期待しています

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