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2013年8月14日 (水)

「もったいない」の思想

「残すのはもったいない」たしかにそうです。せっかく作ったのに食べないなんて。作った人にも失礼ですね。僕は、出されたものは残さない主義です。僕も料理をしますから、残されたら、おいしくなかったのかなとか思って、いい気はしません。もっとも、中国や韓国では、食事を残すのがマナーなんですね。食べきれないぐらい出してくれてありがとうのメッセージだそうです。なるほど。そういう考え方もありますね。
なぜ残すのでしょうか。食べきれないからです。これは、お腹がいっぱいで食べられないこともあるでしょうし、体調が悪くて余り食べる元気がないからでもあるでしょう。食べられないものが出たからかもしれません。いずれにせよ、体やこころが拒否しているわけです。食べたくないって訴えてるんです。そんな状態でムリに食べさせる道理はありません。残させて正解です。
どうしても残したくなければ、食べられるものだけ食べられる量を食べたらいいのです。なにも、みんな一緒の物をいっしょの分だけ食べる必要はどこにもありません。子供一人ひとり必要な物や量は違います。栄養学で、何歳はこれをこれだけと言われても、それは平均的な値を言っているだけで、すべての子どもに当てはまるものではありません。一人ひとりを尊重するなら、個々の違いを認識するべきで、みんないっしょを押し付けるべきではありませんね。
よく、「貧しい国では食べられない子どももいるのだから、残すのは申し訳ない」と言われることがありますね。僕は、この言い方もどうかと思うんです。先に言いましたが、残すということは、その子どもにとって過剰だということなんですね。問題はその過剰だと思うんです。多すぎるから、食べられない。ですから、たくさん出さなければいいだけの話でしょう。貧しい子どもたちのために、他の子どもがよけいに食べなければならないなんて、おかしいと思いませんか。
「もったいない」は、残すからもったいないのではなく、過剰に作るからもったいないのです。過剰に作るのをなくせば、もったいないことはないです。マータイさんは、そこを言っておられたのではないでしょうか。

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