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2014年4月18日 (金)

知っていることと教えること

発達障害や薬物についての講座で、お医者さんや専門家が講師として招かれることがあります。僕もいくつか講座を受けました。「この人うまいなあ」と感心することも多いのですが、時々「この言い方ではわかってもらえないな・・・」と思うことがあります。

人に教えるとき、その行為には2つの要素があります。まず、「何を教えるか」。教える内容を決めなければなりません。算数の授業では、この時間は三角形の面積の求め方と教えようとします。「底辺×高さ÷2」。これが教える内容です。

次に考えるのが「どう教えるか」つまり教え方です。メジャーな教え方としては、同じ三角形を2つ逆向けに並べたら平行四辺形になるので、その面積を求めて2で割る、ですね。これが「教え方」です。この教え方には、何を使って教えるかも含まれます。大きな三角形を2つ画用紙で作って黒板に張れるようにマグネットをつける。最近は、パソコンでアニメーションを作るのもいいですね。

お医者さんや専門家は、「何を教えるか」教える内容については知識も経験も豊富です。しっかりした知識経験に基づいた講義ができます。その講義の内容については、信用が置けるでしょう。

しかし、「どう教えるか」教え方については、実は専門家ではないのです。どんな教え方があるかの知識や、教える経験があまりありません。パワポで資料作って話をするやり方をする先生が多いのは、ほかのやり方を知らないから、が多いのです。

仕方ないのかもしれません。教え方って、それだけで一つの学問領域になるような、奥深いものなのですから。ですから、知っていることと教えることを一人に任せるのではなく、分業したらどうかと思うのです。

特に一般の講座については、そんなに深い知識理解は必要ではないと思うんです。教える人がよく知っている人に教えてもらって、それを再編集して人に伝える。実は先生の専門性って、ここだと思うんです。

せっかく時間と手間をかけて勉強しに行くわけですから。教えてもらえる内容の信頼性とともに、その先生がどれだけ知っているかだけではなく、どんな教え方をするのか、で先生を選ぶといいです。

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