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2016年3月

2016年3月31日 (木)

誘拐された少女の卒業に,不登校児の卒業を思う



先の,千葉で誘拐されたとする女子中学生が通っていた中学校を卒業することになったというニュースを読みました。
少年院はおおむね14歳から入れます。ということは,中学生も入ることがあるということで,実際少年院で卒業式を迎える子もたくさんいます。

そもそも少年院なんて望んで入ってる子は一人もいません。出ていきたくても出ていけない。少年院にいるというのは「本人ではどうしようもない」んですね。また,少年院に入っているのですから,もちろんどこかの中学校には在籍してはいますが通ってはいません。つまり「本人でどうしようもない事情」で「通いたくても通えない」んですね。ですので学校は「欠席」ですが,少年院の中で在籍の中学校か近隣の中学校の校長先生から卒業証書をもらい,義務教育を修了したことになるんですね。


この,「本人でどうしようもない事情」で「通いたくても通えない」事情があるから「欠席」が多くても卒業を認めるという理屈で,この事件の女子中学生も,誘拐された(かもしれない)という「本人でどうしようもない事情」のために「通いたくても通えな」かったから,「欠席」が多くても卒業証書を渡し「義務教育修了」を出せるということです。学校も世間も卒業の「出席主義」をいいますが,実はこういった例外もあるんですね。


誘拐や少年院収容で学校に「通いたくても通えない」から,「欠席」しても卒業できるのであれば,学校に「本人ではどうしようもない事情」で「通いたくても通えなかった」不登校の子がたくさんいるんです。そういう子にも卒業証書を渡し義務教育修了としてもおかしくはないはずです。なのにそういう子には,出席していないということは義務教育を受けていないということだから卒業は認められないなんていうんですよね。


たぶんね。不登校の子は学校に「通いたくない」から欠席しているという前提が強く残っているんでしょうね。もちろん,ほんとうに「通いたくない」のであれば,卒業を認める筋合いはないですよ。そしてそういう子もある程度いるかと思います。でも,多くの不登校児は,「通いたくても通えない」状態なんです。しかも,学校の教育や部活や友達との軋轢など,本人にはどうしようもないことで「通えない」んですよね。だったら,誘拐された子や少年院に行った子と同じように,卒業を認めてあげてもいいのではないかと思うんです。


私はね。「教育の機会確保法」の議論で,こういう例外があることを誰も言及しないっていうのに,違和感を持っていたんです。つまり,「個別教育計画」とか作らなくても,もっというと義務教育を受けてなくても,卒業を認めることってあるんだってことです。ならば,なにも新しく法律を作らなくても,これを不登校の子にも広げるというでことがたるのではないでしょうか。


「本人ではどうしようもない事情」で「通いたくても通えなかった」この中に,不登校児も入れてほしい。私はそう願います。

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