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2018年2月22日 (木)

先生の研修充実について

先生の研修を充実させましょうという動きがあります。先生のスキルを向上させて、学校の教育レベルをあげましょうという意図だそうです。

この話によせて、思いだしたいことなど。大学の教育学の授業で、他はまーったく覚えてないんですけど、1つだけ覚えていることがあります。

教育活動は2つにわけることができる。1つは能動的教育活動、もう1つは消極的教育活動。
能動的教育活動とは、あることを教えようと思って被教育者に直接教える活動のことで、授業とか補習とか宿題のこと。消極的教育活動とは、勉強のこととかを自由に話できるような友達関係を作るなど、勉強を直接教えるわけではないが教育的に効果がある働きかけのこと。
で、教育活動を考えるときに、すぐに思いつくのが積極的教育活動であるが、ほんとうに大切なのは消極的教育活動である。勉強をしてほしかったら、カリキュラムの編成や教室の環境やクラス内の人間関係といったものを整えるべきである。

てなことでした。

まあ、学生の時は、そんなもんかと思ってましたけど、少年院に勤めだして、ほんとうにその通りだなと思うようになりました。

これ、子どもについてだけでなく、先生についても同じだと思うんですね。本当に先生に勉強してほしかったら、研修という能動的教育活動だけでなく、先生が勉強できる、やろうと思えるような労働環境や人間関係を作るといった、消極的教育活動を考えるのが、教育のプロである教育委員会の仕事だろうと思うわけです。

でも、無理だろうな。僕が見る限り、教育委員会管理職側は、どうも、先生の集団づくりっていう発想自体が、あんまりないように思う。というか、作るんじゃなくて壊す方向で考えてるんじゃないかって。これでは、いくら研修を積みあげても、無駄骨ばかりでダメなんじゃないかなと思いますねえ。

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